新築物件にはない魅力がある!中古住宅のメリットとデメリットなどを理解して購入しよう!

家探しは新築だけで探すより、中古物件も視野に入れたほうがたくさんの物件の中から選ぶことができます。
中古住宅には、新築とはまた違う魅力があるでしょう。
中古物件を購入するにあたっては、まずはそのメリットとデメリットを知ってよく検討すれば失敗しません。
内覧できるので、住み心地や雰囲気などが分かりやすいのも良い点です。
契約前には担当者から物件についての重要事項をしっかり聞くようにして、最終決断をすれば安心です。

新築物件にはない魅力がある!中古住宅のメリットとデメリットなどを理解して購入しよう!

最近は、中古住宅をリフォームして外観も内装も綺麗になった家に住む人も多いです。
中古住宅は新築よりも安くで購入できるのが魅力です。
見た目が今風ではなくとも、外壁や外構をリフォームすればまるで新築のように変身します。
内装も新しい設備を取り入れたりクロスを張り替えたりすれば、機能面もデザイン面も満足できるものになるでしょう。
リーズナブルに購入して好きなようにリフォームできるのも、中古住宅の大きな魅力と言えます。

中古住宅は新築に比べて価格が安いのがメリット!

家を購入する方法では、大きく分けて新築と中古住宅があります。
新築は気持ちよく生活をスタートできるのがメリットですが、やはり購入費用は高くなります。
さらに、注文住宅の場合は入居までにかなりの時間が必要です。
中古住宅は、新築と同じというわけにはいきませんが、すでに建築されているので短期間で入居できるのがメリットです。
しかも、価格もかなり抑えられており人気のエリアでも手頃な価格で購入することができます。
新築で人気エリアを購入しようとすると高額になり、そのために狭い土地を選ぶ人もいます。
その点、値段の安い中古物件なら人気エリアでも広々と住める物件が見つかることもあります。
中古住宅の場合は、リフォームが必要になることもありますので、リフォーム済みであるかどうかも確認しておきましょう。
大掛かりな工事が必要な物件だと、安く購入してもリフォーム代で結局高くつく可能性もあるので、慎重に選ぶことが大切です。
工事済みの物件なら、より安心できるのではないでしょうか。

中古住宅は早めにリフォームの検討が必要になるのがデメリット!

新築一戸建て住宅と比べると価格が安いのが、中古住宅の大きな魅力です。
比較的築年数が浅い物件であれば、購入してそのまま入居することも十分に可能です。
けれども状態が良好な中古住宅であっても、数年程度でリフォームが必要な時期がやってきます。
そのために中古物件を買うときには、早期に設備のリニューアルが必要になるデメリットも考えて物件を厳選する姿勢も求められます。
将来的なリフォームも視野に入れて手ごろな価格の物件を選ぶと、中古住宅を購入することによって得られるメリットも最大限に高められます。
そして中古物件のデメリットをメリットに変えるためには、建物の状態に注目して物件情報を探すことが肝心です。
不動産情報サイトで絞り込む場合には、築年数に加えて施工会社にも注目するのが望ましいです。
知名度のあるハウスメーカー施工の物件は、中古一戸建ての購入を検討中の人にも大人気です。
修理履歴などの情報も調べると、クオリティーの高い物件を選べるようになります。

築年数を確認したうえで中古住宅を購入しよう

家を購入したい、と思うものの新築住宅はかなりの費用が掛かってしまうのが現実です。
家の大きさや間取りやデザインによって費用は大きく異なりますが、コンパクトでシンプルな作りであったとしても最低でも1500万円は準備しておく必要があります。
それで、少しでも費用を抑えたいという方は中古住宅がおすすめです。
古い中古住宅をきれいにリノベーションをしている物件は特におすすめですが、その際に必ず築年数を確認しておく必要があります。
きれいにリノベーションをしてはいるものの、実際には築60年、70年といった中古住宅は少なくありません。
あまり古いと地震や台風が来たときに倒壊する危険がありますし、シロアリなどの被害を受ける危険もあるからです。
土台が腐っているケースも珍しくありません。
築年数が記載されていない場合には、不動産業者に聞くかもしくは、司法書士事務所などに相談して登記簿謄本を確認することで年数を調べることが出来ます。

中古住宅でも住宅ローンを組めるのか?

できるだけ新築住宅などを購入せず中古住宅を購入したいと考えている人は、果たして住宅ローンを組むことができるか問題になります。
一般的にローンは、新築住宅を対象としているイメージがあるかもしれません。
結論から述べると、別に中古であっても住宅ローンを組む事は可能です。
中古住宅の場合も、新築の時と変わらず同じような内容になっており、金融機関の審査を受け、その審査に通ったならばローンの利用は可能となります。
中でもほとんど新築の時と同じで、無茶な組み方をしないことが必要です。
例えば、月収250,000円の人が毎月の支払いを150,000円にするなどすると、かなり無理がある生活になりかねません。
それこそ、住宅を維持するために日々汗をかいて働くことになるわけです。
そうすると、何が目的で生きているのか分からなくなるため、できるだけ支払い額は少なめに設定することが必要です。
一般的には、毎月の給料の5分の1以内に返済額と押さえておくべきです。

中古住宅を購入する前にシロアリ被害がないかチェックしよう

中古住宅を購入する前にぜひともチェックしたいのが、シロアリの有無です。
中古住宅であれば、もしかしたら潜んでいる可能性が高いのです。
いることを知らずに購入してしまった場合、将来家が食い荒らされるリスクが高くなります。
購入する前に何らかの被害がある場合は、購入しない方が良いでしょう。
実際シロアリは見えるところに存在するわけではなく、床下や屋根裏などの見えない部分に潜んでいることがあります。
目に見えにくいため、気づいた時に床が抜けてしまうことにもなりかねません。
中古住宅を見学する場合は、何らかの被害を受けていないかどうかをチェックしましょう。
家の中をチェックした時に、床材が変わっていたり、駆除の後があったりする場合は、被害が受ける可能性が高いと言えます。
また、壁や床などにアリの通り道が存在する場合も、十分に注意をしてください。
アリの通り道は茶色っぽい色をしているため、実際に見た時に違いが分かるでしょう。

中古住宅は新築に比べて希望エリアの選択肢が増える

都市部や痴呆などエリアによっても異なりますが、中古住宅は新築物件の半額以下で購入できる場合が多いです。
それでも同じエリアで購入を考えた場合は、確実に中古住宅の方が安く購入できるのです。
例えば上限4,000万円の予算で住宅の購入を考えたとき、つまり3,000万円台の新築物件を探そうと思うと、地方の方でも立地条件の良いところでは見つかりにくくさらに郊外の方になってしまいます。
しかし中古物件なら築年数にもよりますが築20年や30年以上経過した物件なら、交通や生活の便の良い都会など住みたいと思う希望エリアでも見つかる可能性があるのです。
同じ予算でも新築物件なら郊外で探すしかないところ、中古住宅なら最寄り駅に近いなどもっと便利なところでも購入することができます。
購入する家を中古住宅にすることで新築に比べて希望エリアの選択肢が増え、住宅自体は古くても生活がしやすいとか環境が良いなど、立地を妥協しなくても良くなるのです。

中古住宅の築年数が法定耐用年数を超過すると住宅ローンの借入金額に制限がかかる

中古住宅を住宅ローンを組んで購入しようとする場合、仮に価格的に新築住宅と同じようなものであったとしても、法定耐用年数を超過していると借入金額に制限がかかりますので注意が必要です。
この場合、新築住宅購入時に借り入れることができる金額と中古住宅時のそれとでは異なります。
これは、その住宅が実際に住めるかどうかとは関係がありません。
というか、住宅を購入する以上は取り壊しが前提であるはずがなく住めるに決まっていますが、それと法律で定める耐用年数とは別物だということです。
住宅ローンは、万が一返済が滞った場合には担保にした物件を売却して返済に充ててもらうことをいわば前提として組まれていますが、耐用年数を過ぎているということはそれ以降は法律的には建物の価値がなく売れないというか、売れなくても全く致し方ない状態になるわけで、金融機関側からすれば土地だけの価値しかないということになってしまうからことがその理由です。

旧耐震基準の中古住宅を購入した時のリスク

旧耐震基準の中古住宅を購入した場合のリスクですが、当然ながら巨大な地震に見舞われた際には倒壊したりする可能性が、最新の基準で建築された住宅よりも高まることに注意が必要です。
日本は地震国ということもあり、建築技術の発展と足並みを合わせるかのように耐震基準も見直されてきています。
しかし中古住宅の場合、建築当時の基準は現在のものよりも緩いケースが散見されますので、購入者はそれだけ大きなリスクを抱えることになるわけです。
ただ、そうは言っても大地震では間違いなく倒壊するかと言えばそんな単純な話ではありません。
このような点は内容をしっかりと確認し、自分なりにそのような大きな地震が発生する可能性を考えて、リスクを勘案して決めるべき事柄です。
耐震診断を行ってもらうような方法もありますし、その結果不安が解消されないようであれば、耐震性能を高めるようなリフォームなどを追加で行うことも選択肢としてはあり得ます。

空き家対策により中古住宅を購入しやすくなった

時代により、住宅の価値が少しずつ変わってきます。
例えば最近は新築住宅よりも中古住宅の方が注目されている傾向にあるわけです。
中古住宅が注目されているのは、空き家対策と関係があると言われているほどです。
空き家対策とは、例えば親がなくなった場合実家をそのまま空き家にしておくと固定資産税がかかりますが、これを人に売却することでお金が入るだけでなく余分な固定資産税等を支払わずに済むわけです。
このような理由から、空き家を積極的に売却する人が増えてきており、結果的に中古住宅自体が安くなっていると言えるでしょう。
ただし、いくら安いと言ってもすぐに問題が生じる住宅を手に入れても仕方がありません。
これを避けるためには、事前にしっかりとした調査をすることが必要です。
築年数だけでなく、その住宅の状態を判断するとともに、問題点がないかなどを見ておくことが必要です。
これらを丁寧に見ていき、問題ないと判断した場合は購入に踏み切りましょう。

著者:日下部吉治

筆者プロフィール

新潟県三条市生まれ。
昨年地元に中古物件を購入。
自分の体験から中古物件のメリットとデメリットをまとめた記事を書きました。
新潟 中古住宅 購入